発達障がい児等 利用施設

とある 建物の中に、発達障がい等の生徒が過ごす施設が完成しました。

 

元々コンクリートの冷たい印象だった部屋が生れ変りました☆

 

 

ローコストで木質化☆

壁面はシナ合板。目地を取りながら配置しています。

 

シナ合板は白っぽく明るい表情があり、木目も強くないため、‘木質系にしたいけど、あまり主張のない種を使いたい’ 等の際おすすめです。

またローコストのため様々な用途建物で利用されています。

 

この施設でも、建具の高さ(2.0m)までシナ合板とし、上部は天井と同色の塗装で(天井は岩綿吸音板)明るい雰囲気が保てるよう計画しました。

実際に使う際は、家具等の什器が多数入ります。

木質を取り入れながら『すっきり整然と』した雰囲気が保てるよう計画しています。

 

 

防音対策と室内環境☆

 

利用者の特性として、外部の音に反応し気が散ってしまうところがあるそうです。

より良い環境で過ごしていただけるように、また先生方とのコミュニケーションが上手く進むように、配慮した点をお伝えします。

 

居室は2重サッシ(外側はアルミサッシ、内側は木製サッシ)で防音対策をしました。

木製サッシは明るく、あたたかい雰囲気を生み出します。

 

欄窓にいれた格子状の目地は、少しやりすぎに思われがちですが、(設計段階で、よく無駄では?と指摘されます・・・)

実際に空間を体感すると、

〇学校の様に大きなスケールの施設が、家レベルのスケールに落とし込まれ馴染む。

〇光や、外に見える風景が分散される

など微妙な差ですが、体感として “落ち着く” 効果があります。

 

 

これらの部屋が並ぶ廊下の一角には、腰壁を木質化し、他室との区別をしています。

部屋への扉もシナ合板。

 

上部は換気が出来る欄間を設けました。

 

これは窓際にある家具の写真です。換気ガラリが見えています。

 

下図の様に、外気をサッシ下方のガラリから取入れ、

空気を屈折させ、断熱材により吸音(外部の音を吸収)させながら、

室内へ新鮮空気取り込む計画です。(室内の出口が、上写真の換気口)

 

換気ガラリ図

 

 

より良い環境を得られるよう、様々な工夫を凝らして計画しました。

快適に過ごしていただけますように☆

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